Kカルチャー
<音楽評>日韓文化交流の架け橋! ポンチャック界のカリスマ李博士!
最近、日韓の文化交流が進んでいる。二〇〇二年のワールドカップ共催や映画でいうと日本での「シュリ」のヒットや韓国での「ラブレター」のヒットなど多方面 の交流が進んでいる。
それでは音楽のほうではどうだろうか?いろいろあるがたとえば韓国で売れているSESは日本でも音楽番組に出たりしているがちょっと地味である。オジャパメンで人気のあるソバンチャも確かに日本でも話題になったが取り上げられ方に問題がありちょっと違うなという感じがする。
では彼はどうだろうか?李博士である。二、三年前ぐらい前にCMで見た方は多いんではなかろうか、確か殺虫剤かなんかのCMだったと思う。ソバンチャと同じようにコミカルな感じで取り上げられたりもしているが、音楽的な評価も高く日本でもファンが多い彼はもともと韓国でバスの運転手だったらしく、そこからキャバレーの営業歌手に転職し、韓国でポンチャック歌謡界のスターダムにのし上がったという経歴の持ち主である。
ところでこのポンチャックというのは韓国で生まれた歌謡ディスコメドレーのことで、ディスコビートにのせてキーボード一台の伴奏で、片っ端から曲をつなげていくというスタイルの音楽。「ポンチャポンチャ」という単純なリズムから名前がきているらしい。日本では電気グルーブや明和電気、スーパージャンキーモンキーなどのアーティストと共演したりしている。
私も最近、家でずっと聴いているのだが聴きつづけているととても気持ちが良くなんだか病み付きになりそうな感じである,それと歌の合間に入る「ジョワジョワ」というかけ声が絶妙で非常にすばらしい、特に森高千里の「ララサンシャイン」のカバーなどは聴く価値ありである,その他にも安室奈美恵やスピッツのカバーも歌っている。ということでこれからの活躍に期待しているのだが、現在の活動状況については情報がなくちょっと心配である。
<映画評>「今、韓国映画が熱い!」
去年、ベルリン映画祭の時、あるヨーロッパの評論家が「今までの韓国映画は道徳的で政治的な問題を取り上げた作品が多く、興味が持てる印象だった。しかし、キム・ジウンの『クワイエットファミリー』は私が見た韓国映画の中で、初めての面 白い映画だった。」と絶賛している。
このキム・ジウンという監督は、なかなかすごい監督で若干二〇歳で演出を手がけた舞台(つかこうへいの「熱海殺人事件 韓国版」)が大成功を納め、一躍注目を集める存在となった。現在三七歳。あの『シュリ』のカン・ジェギュ監督が今最も注目している後輩監督としてキム・ジウンの名をあげているほどである。
さて『クワイエットファミリー』のストーリーを簡単に説明しよう。
リストラされた父のおかげで一家は山奥の山荘でペンションを開業することになった。めでたい初めての客は自殺をするし、二番目、三番目の客も次々と死体になってしまう。ドミノ倒しのように起こるハプニングと連続殺人事件。そんな状況の中で結束していく、とんちんかんな家族。ノンストップコメディ。
コリアンギャグが爆発。例えるなら、それはもうドリフ的なドタバタコメディ。どれくらいドリフ的かと言うと、いつ、いかりや長介が出てきて「だめだこりゃ」と言ってもおかしくない、そのあとセットが倒れて岩崎宏美が「マドンナたちのララバイ」を歌っても不思議じゃない。それぐらいドリフ的なのである。(うそ)
ドリフター・・・もとい出演者を紹介しよう。まず父親役パク・インファンと母親役ナ・ムンヒだが二人とも映画出演は初めてだが韓国演劇界では大物で円熟した演技派である。ばかげたシーンでのシリアスな表情がたまらなくいい味だしてた。
長女役イ・ユンスンは韓国ではトップモデルでセクシーな微笑みと表情の演技は一品である。次女役コ・ホギョンは二〇〇倍という競争率をくぐり抜け大抜擢。無表情な演技が本当にかわいすぎる!現在韓国ナンバーワンアイドル。
長男役ソン・ガンホはキム監督の信頼が厚い演技派。映画シュリではハン・ソッキュの相棒刑事を熱演。シュリのあの熱血刑事は本当におまえかー?とつっこみたくなるほどこの映画ではダメ男役を快演。 最後におじさん役チェ・ミンシク。シュリで北朝鮮第8特殊部隊長パク・ムヨンを演じ映画賞を総ナメした、超実力演技派。シュリを見てかっこいい〜と思った人がたくさんいると思うが、今回の作品では「シュリの中で、お前が北朝鮮の食料不足の状態を熱っぽく語ったあのセリフは何だったんだ〜?」とつっこみたくなるほどチーズとハンバーガーを食って太った体で中年オヤジを熱演。(かっこわる〜) 人里離れた山荘という限定された空間の中で繰り広げられる殺人事件とハプニングの連続。とんちんかんでも結束していく家族愛。無慈悲でシュールなユーモアセンスと洗練された映像表現。恐怖から笑い、笑いから恐怖それらの正反対な感情をうまく一本の映画にまとめたとてもいい作品だと思う。(賛否両論はあるかな?・・・)
『クワイエットファミリー』は今の熱い韓国映画界を代表する作品だ!!!
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