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K-magazine 第3号
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「Kカルチャー」

<音楽評>
「病んだアメリカと 一〇代の叫び」 マリリン・マンソン

music

 最近まで坂本九の名曲「明日があるさ」がやたらと流行っていた。はじめ、CMで流れてた時は、いい歌だなと思っていたが、ちょっとひっぱりすぎである。もういいだろう!

 そろそろ飽きてきた。虎舞竜の「ロード」に近いものがある。最近ではせんだみつおがパロディーで「明日がないさ」という曲を歌っていたが、なんだか笑えなかった。というよりむしろ、ああ〜がんばってるんだなあと思い、違う意味で勇気づけられるものだった。

 そんなことはさておき今回紹介するのはアメリカのロックバンド「マリリン・マンソン」である。もう何年も前からアメリカはもちろんのこと日本や世界中で若者から絶大な支持を得ているバンドである。いまさら紹介するまでもないが、あまりロックを聴かない人は是非聴いてみてほしい。

 何年か前にコロラド州で高校生による銃乱射事件があったが、その時に加害者の少年が好んで聴いていたということでマスコミなどに取り上げられ、非難や中傷を浴びていたバンドだ。(実際は事実でないことが後に判明する。)

 日本のニュース番組でもあの事件とマリリン・マンソンがいかにも関係があるかのように報道されていたがそうした誤った報道によってアメリカではバンド活動中止にまで追い込まれてしまう。

 確かに見た目はちょっと過激である。分かりやすく言うとデーモン小暮みたいな感じである。それよりはもっと怖そうな感じかな?マリリン・マンソンというバンド名は、マリリン・モンローとアメリカの凶悪殺人犯、チャールズ・マンソンとをあわせた名前だ。マスコミは彼らの表面 的なイメージや過激なパフォーマンスを取り上げるものの彼らが、何を伝えようとしてるのかについては取り上げようとしなかった。本当にいい加減だなと思ってしまう。単なるよごれバンドではないのだ!

 実際どんな音楽かというと、ハードロックというか、けっこうへヴィーな感じである。彼らのリスペクトするバンドのなかにはアイアン・メイデンやブラック・サバスといったハードロック系が多く、それらの影響がうかがえる。

 しかし、彼らの音楽は単にヘヴィーなのではない。怒りがこもっているヘヴィーさなのである。その怒りの対象とは「アメリカ」そのものである。そのなかにはびこる偽善、暴力、すべてに対して向けられている。詩のなかで彼らは「おれたちは使い捨ての十代、用が済んだらポイなのさ」とくりかえし歌っている。それらは相変わらずおこる、幼児虐待や、学校での殺人事件、またその他の凶悪犯罪、それらが起こる社会のなかでの子供たちの悲痛な叫びを代弁しているといえる。またそれらの状況は日本でも同じである。そうした社会のなかで本当の人間としての感性が問われているといえる。

 というわけで一度聴いてみてね!それでは今回はこのへんでばいなら! (武允)



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