Kカルチャー 音楽評
SHINHWA 「pergect man」−韓国のスマップ?! ノンノン−
SHINHWA―韓国で人気・実力ともトップの、アイドルらしい
生活していて半ば強制的に耳に入るものを除いて、普段、アイドルの音楽は聞かない。ましてやK-pop。日本のそれが韓国語になった感じか知らん。
日本では「韓国のスマップ」と形容されるSHINHWAは、一九九八年デビューの男性六人グループである。メンバーは、リーダーのエリック、ドンワン、ヘソン(以上、一九七九年生まれ)、ミヌ、チョンジン(以上、一九八〇年生まれ)、そしてアンディー(一九八一年生まれ)は一時活動休止していたが、昨年一〇月無事復帰した。
アイドルに括られてはいるものの、個々はアーティストとして、またはエンターテイナーとしての素養があるようだ。エリックは、ほとんどの曲の英語のラップメイキングをこなす。ミヌはダンスの振り付けを考案する。そして多くのメンバーが作詞・作曲をし、編曲の出来る者もいる。
とは言っても、所詮はアイドルでしょ。まずはお手並み拝見。日本で九月四日に発売された、彼等の五枚目になるアルバムを聴いてみた。
一曲目の「I Pray 4 U」。イントロからヘソンのトロットロのバラードか、と見せかけて、突然曲調が変わる。同時に違和感。CシャープからEへ転調してる。
はてな、曲が始まって三〇秒なのに。突飛な転調は、どうやらドンワンへの歌手交代に伴って、彼得意のハイトーンなキーへ合わせたためか。そんな憶測を証明するかのように、繊細なコーラスワーク、エリックの滑舌の良いラップが続く。のっけから「俺達のスキル、全部詰め込んでみました」、みたいな曲である。
二曲目の「Perfect Man」はアルバムタイトル曲である。デビュー当時から彼等の代表曲を手がけてきたユ・ヨンジン作。たった一曲で世界中のR&Bファンの記憶に名を残した、Groove Theoryの「Tell Me」を思わせる。それにしてもエリックのラップの発音は素晴らしい。韓・英のバイリンガルというのも納得。
四曲目の「Free」はミヌ作のバラード。耳元を生暖かい風が通りすぎるようなウィスパリング・ヴォイスがこそばゆい。そして突然挿入されるシンコペーション。
ホワイ、なにゆえその一箇所だけ?
だってこんな風だよ、って、あれっ、あれれ。再現できない。もしかしてこれって高等技術?一曲目の無茶な転調も、絶対音感があるからこそライヴでやれるってこと?どうよ、スマップには真似出来まい。
二度の来日を果たしてはいるものの、彼等自身もアジアだけに留まる気は無いようだ。このアルバムにもボーナストラックとして、「Perfect Man」の英語ヴァージョンが収められている。
韓国発ワールドワイドな男性アイドルグループ、是非見てみたい。
KUM Ji Ha/TOKYO
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