KEY Title
HomeページへHomeサイトマップSiteMapメール送信Mail
Main Menu
What's KEY
KEYネットワーク事務局
東 京北大阪生 野
東大阪尼 崎神 戸
社会活動・イベント
講座・サークル
情報・資料
Link
掲示板

情報・資料

K-magazine 第15号
Kマガ

K-magazine バックナンバー

キフェちゃんの憂き世のぼやき日記

愛妻家(エチョガ)または恐妻家(コンチョガ)

boyaki

イラスト:筆者

 ぴろろろろろ〜と今日も仕事中の職場に携帯の着信音が響き渡る。韓国系の職場というのは騒音に寛容なもんで、派手な着信音も許されるのだが、それにしてもうるさい。でもって電話に出ている様子を見ると大体うちのおじ様達の奥様からの電話のようだ(声がでかいから筒抜け)。朝に1回、昼に1回、退社前に1回と本当に良くかかって来る。

 韓国人男性というのは日本人男性や在日男性と比べて全般的に女性への愛情表現が大げさである。デスクの上に妻の写真、財布に妻の写真、パソコンの壁紙に妻の写真、写真写真写真…見たくないのにどうしても目に入る。そんなに愛し愛され、幸せそうでよござんすね、ってなかば呆れながら、少しは羨ましいような、ウザったいけれど暖かくそんなおじ様たちを見守ってきた私だったのだが、ある時を境に少し違った見方をするようになった。

 ある日おじ様の一人がソウルの単身赴任時代が懐かしいなぁと呟いた。すると次々に別のおじ様が「私も私も」と言うではないか。「いろいろうるさいですよー、本当に本当に面倒くさいですよー」とちょっと泣きそうな顔でブツブツこぼす姿はいかにも大変そうである。あれ?妻が好きなんじゃなかったの?
よくよく聞けば写真の洪水も「飾っておかないと妻が怒るから…」朝昼晩の電話も「電話をとらないと怖いから」というのが理由らしい。愛妻家と思いきや実は恐妻家なのであった。

 韓国は封建的で男尊女卑が強い社会だと一般的に思われているが、家庭の中では女性の力が何気に強い。財布のヒモを握っているのは男性ではなく女性であり、妻がいないと自分の食べるご飯にも困る、なんていう人も多く私生活を委ねきっているようだ。私の分析ではつまり男性にとって妻は「なんちゃっておっ母さん」であり、そういう意味で怒らせたら怖い存在なのかもしれない。

 

 と、いうわけで恐妻家が多いのかも知れないのだが、口とは裏腹に年中かかって来る電話も仕事そっちのけで「よぼせよ〜ん」としっかり取るし、写真もそのままにしてある。旅行や食事などのレジャーも熱心に探している。恐妻家でありながら愛妻家でもある、そんなおじ様たち。結婚生活うん十年のベテラン夫婦の機微は韓国人だろうが何人であろうが私にはよくわからん、というのが今回の結論である。


TOPへ | HOMEへ
お問い合わせはこちらメール送信まで
Copyright (C) 2004 KEY. All Rights Reserved.