KEY Title
HomeページへHomeサイトマップSiteMapメール送信Mail
Main Menu
What's KEY
KEYネットワーク事務局
東 京北大阪生 野
東大阪尼 崎神 戸
社会活動・イベント
講座・サークル
情報・資料
Link
掲示板

情報・資料

K-magazine 第17号
Kマガ

K-magazine バックナンバー

韓国ウォッチ from KYC 「06年韓国地方選挙の味見」

チヨン(みどりの政治連帯運営委員)
2006年5月24日付

 5月現在、韓国は地方選挙真っ只中である。朝の出勤途中で、夕方の退社の途中で、まるで昔からの友達であるかのように近寄って来ては挨拶をし、決意のこもった顔で名刺やパンフレットを手につかませる。「政治をする」という人たちと毎日戦争中だ。地方自治選挙という言葉が恥ずかしいくらいに中央の政党が積極的に今回の選挙に介入しており、区議会議員と市議会議員を選ぶ地域の選挙に「現政権審判」といった不適切な政治的スローガンが湧き上がっている。地域民とともに働く働き手を選ぶ選挙に、党の代表が全国を遊説し、政党間の競争をあおっている。特に数日前、ある野党の全代表が遊説途中に襲われ、今回の選挙が地域選挙という本来の意味からよりいっそうかけ離れた、混濁した中央選挙の縮小版に転落している様相だ。

 だがこのような状況でも、ある地域の区議会議員に無所属で出馬した20代の若い私の友人は、「政権審判」のような巨大政治について語らない。彼は自分が出馬する地域の子どもたちが食べる学校給食について語り、アトピーを治療し地域民に清浄な空気を保障するための「清浄な空気条例」制定について語る。働く女性のための保育施設拡充を語り、子どもたちのための図書館設立について語る。出馬する前に活動していた“緑の政治連帯”のスローガンの通り、「生活の政治が巨大政治を変える」と信じる彼は、地域民の生活を変え、全体政治を変えることができると語る。私もやはりそう信じている。

 この間、韓国で社会を変革させてきたのはまさに大衆闘争だった。無慈悲な独裁政権の弾圧に遭い、韓国の市民たちは街頭へ飛び出て、武装した警察と体でぶつかり合い、雨の降る晩にもろうそくをもって街頭に立たねばならなかった。このような闘争を体で体現した韓国人にとって、政治は「日常の政治」とは異なる、自由・平等・民主主義という巨大な理想を取り巻く「何か」だったのは明白だ。そして、今も公権力の弾圧の下での闘いが平澤で進行中だ。だが、このこととともにやはり明らかなことは、世界を変えようと飛び出す前に、自らが属する小さな集団、自らの属する空間の中で変化をもたらすことも必要だという事実である。この間、大きな枠での議論によって一方へと押し出されていた、“日常の政治”、“生活の政治”について悩み、これを実現するための動きが切実に求められている。まさにこれから一週間後に行われる5・31地方選挙がそのような変化をもたらす、最初の出発点であると思う。

 だが、このような私の願いを落胆させようとするのは、今のところ低いと予想される投票率だ。少し前に中央選挙管理委員会が発表した世論調査によると、今回の選挙で積極的に投票すると明らかにした20代はわずか16.4%に過ぎない。特に今年から選挙権が満20歳以上から、満19歳へと引き下げられ、より多くの若者が投票することができる環境が作られたという側面から見ると、これは非常に失望する数値である。低い投票率を高めようと政府は、投票用紙宝くじ制や景品のようなきな臭い方法を動員する計画を立てているが、これもやはり同様に失望するものだ。政治に対する無関心は、以後取り戻すことのできない結果を招くのは明らかである。

 しかし、このような有権者の低い投票率予想とは関係なく、地方議員有給制の成果なのか、あるいは草の根民主主義の定着という民主主義の肯定的な表れなのかはわからないが、一週間前に近づいてきた5・31地方選挙に人々の関心が集まっている。韓国の街頭のいたるところで活発に選挙運動が行われており、これから一週間後以降には、願おうが願わまいが、これからの4年間彼らに私たちの権利を付与しなければならない。一つの家族の構成員として、一つの村の地域住民として、4年ごとに一度やってくるこの選挙で、街の細々としたことについて共に議論し行動することができるような“生活の政治家”が選出されることを願う。私の家の庭で、私たちの街で一歩ずつ韓国の民主主義が発展していくことを願う。


TOPへ | HOMEへ
お問い合わせはこちらメール送信まで
Copyright (C) 2004 KEY. All Rights Reserved.