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子宮筋腫と低用量ピルの本当の関係性

子宮筋腫の基礎知識 生理のいろいろ この記事は約 6 分で読めます。 21,500 Views
子宮筋腫ピル





生理は、女性によってはそこまで重たくないという人がいる一方で、重たい女性にとっては本当に何もできないくらい数日間は憂鬱な気分になるものです。

特に、子供を産んだ事がない女性は生理初日にはがれた子宮内膜が一度に出ようとしますので、子宮が激しく収縮して強い痛みを伴いますし、子宮筋腫持ちの多くの女性は生理時の出血量が多くなるという悩みもあるでしょう。

そこで、そんな重たい生理を軽減するためによく用いられるのが低用量ピルです。

低用量ピルは排卵を抑える効き目があるので避妊具として有名である一方で、実は子宮内膜を厚くさせないという働きも持っているので、生理痛や出血量を軽減したりする上でも効果的なのです。

それでは、低用量ピルの一般的な基礎知識の紹介と、肝心の子宮筋腫との関係性について紹介していきましょう。

低用量ピルを用いて生理痛と生理期をコントロール

分かりやすく言えば、ピルは女性ホルモンを薬にしたものだと言えます。

ピルを服用する事で人間の脳は「女性ホルモンが分泌されている」と錯覚しますから、生理時に従来のように子宮内膜が厚くならないのです。

どういう仕組みなのか、説明します。

よく誤解されがちですがピルを飲むと排卵はなくなりますが、生理は止まりません。ピルを飲んでいる間は排卵は起こりませんが、子宮内膜は厚くなります。ただしピルを飲む事によって従来よりも女性ホルモンの分泌が少なくてすみますから、結果的に子宮内膜が厚くなる程度が軽くなるのです。

女性がピルを服用する際は、基本的には21日間服用して7日間休薬というようなサイクルで服用しますから、薬が切れるタイミングが合図となり、子宮内膜が剥がれ落ちます。

しかしこの子宮内膜が剥がれ落ちる量がピルを飲んでいる間は少なくて済むので、ピルを飲まない場合と比べて出血量が少なく、生理の痛みも軽減されるという効果が期待できるのです。

服用するピルは保険が適用されるものがオススメで、ルナベルとヤーズという2種類の低用量ピルが主な選択肢です。病院で処方して貰う際に担当医と相談してどちらのピルを処方して貰うかを決めるのですが、服薬回数がそれぞれで異なり、ルナベルは21日間服用して7日間休薬、ヤーズの方は24日間服用して4日間休薬というのが一般的な飲み方です。

また、女性はピルを飲む事によって生理をコントロールする事ができるようになります。

子宮筋腫を持っているような女性はストレスを抱えてバリバリ仕事をしているような女性が多いですから、どうしてもこの日は大切なイベントがあるからという日などにこそ、ピルを用いて生理をコントロールしたいものです。

彼氏や旦那との旅行の予定があって、日程があらかじめ分かっているという場合も、ピルを用いる事によって生理をコントロールし、旅行を思う存分楽しむ事ができるのです。



低用量ピルの副作用はほとんどない?

現在子宮筋腫の対処療法として処方されている低用量ピルは、1錠に含まれているホルモン量が通常のピルに比べて極めて少ないので、ピルの副作用によって太るなどという副作用はほぼありません。

世間的には“ピルを服用すると太る”という古い考えがまだ蔓延していますが、それはかなり昔の話です。一昔前まではホルモン量の多いピルが出回っていたので、確かにピルの服用で太りやすくなるという事はありましたが、今はそういう事はほぼありません。

仮にピルを飲む事によって太ってしまうという女性がいるのであれば、本来ならば生理痛で寝込んで食欲不振になってしまっていた期間に、ピルを服用し始めた事によってすっかり体調もよくて、モリモリ食べてしまう事が太る原因ではないでしょうか?

ですからピルを服用している女性こそ、食事量のコントロールには人一倍気をつかわないといけないのです。

ただし注意しなければいけない事は、ピルはエストロゲンやプロゲステロンなどの、女性ホルモンが含まれている錠剤だという事です。女性ホルモンが多くなると子宮筋腫は大きくなると言われていますから、ピルの服用を長く続ける事で、逆に子宮筋腫が大きくなってしまうというケースもあるのです。

また、副作用がほとんどないものの、ピルを飲み続ける事によって肝機能障害、心筋梗塞、血栓症などの副作用のリスクなどが完全にゼロになるわけではないので、ピルはできる事なら飲まない方が良いのです。

生理痛や出血量が酷くてどうしてもピルを服用したいという筋腫持ちの女性は、下記のような生理の症状を緩和できるサプリメントを摂取した方がまだ良いとされています。



ピルを服用しても子宮筋腫の根本治療にはならない

一般的に、子宮筋腫は女性ホルモンの影響を受けて育つと考えられています。

ですから低用量ピルを長期間服用し続けていると確かにピルの影響で子宮筋腫が多少大きくなるという女性もいますが、そこまで神経質になるほど劇的に筋腫が大きくなってしまうという事はありません。

上記でも説明した通り、今の医療現場で処方される低用量ピルに含まれるホルモン量は本当に微量なので、筋腫の発育にはさほど影響しないのです。

ですから、子宮筋腫もちの女性であっても重たい生理を軽減するためにピルを服用するという事は何ら問題ありませんし、副作用の心配をそこまでする必要もありません。

ただし、いくらピルを服用した所で子宮筋腫の症状が根本改善されるわけではありませんので、その点は注意が必要です。

ピルの服用はあくまでも「子宮筋腫による重たい生理痛症状などへの対処療法」です。それを勘違いしてはいけません。

生理時の出血量が多いのは例えば子宮内膜に筋腫ができている事によって子宮内膜の総面積が増え、必要以上に出血量が多くなってしまうという背景があります。

ピルを服用する事によって生理時の痛みを抑えたり出血量を少なくする事は、あくまでも表面に見えている問題に対処しているだけにすぎませんので、子宮筋腫の症状を根本改善するためには、あくまでも子宮筋腫自体に処置を加えるしかないのです。



まとめ

子宮筋腫とピルの関係性は分かりましたでしょうか?

ピルの服用は、あくまでも子宮筋腫によって現れている症状への対処療法で、ピルの服用自体が子宮筋腫を改善するわけではありません。

そして、ピルの服用が子宮筋腫を大きくしてしまう可能性も否定できない事から、生理痛や出血量を軽減させたいのであれば、ピルではなく本来は上記で紹介したような生理痛用のサプリメントを利用すべきなのです。

子宮筋腫は一度治療しても再発する可能性の非常に高い病気です。正しい知識を身につけ、子宮筋腫と上手に付き合っていきましょう。

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子宮筋腫の再発予防にお役立ちできれば幸いです。

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