社会活動・イベント

9・17 DAY OF KOREA JAPAN [2006.9/17]
 「9月17日」が私たちにとって一つのシンボリックな日になっている。世の中一般でいえば日付自体ほとんど認知されていないだろうが、小泉首相が初訪朝した日と言えば日本では誰もがピンとくるだろう。3年前のこの日、北朝鮮政府による日本人拉致という国家犯罪が公式に認められて以降、いかに日朝関係は暗く激動する道を辿って来たか・・・。

 KEYは2004年に日朝国交正常化を求めて署名行動をはじめとする様々な活動を行ったが、2005年も同じく日朝関係に対する関心を喚起し私たちの思いを投じるべく、KEYの立場を表す声明文を発表し、またちょうどこの時期が衆院選の直前ということもあり、日朝関係に関する日本各政党マニフェストび独自比較調査の結果をウェブを通じて発表した。

 さらに東京では9月17日当日、KEY東京と Body and Soul(BAS)という明治学院大学の学生たちによる団体との共催で、「DAY OF KOREA JAPAN−韓流!朝流!オッケドンム!−」と題するイベントを開催した。一昨年と昨年は PEACE NOW KOREA JAPAN という枠組みで明治公園を「PEACE」「友」「オッケドンム」という文字をキャンドルを持って集まった人たちで形作った。そこには、「9月17日を東アジアの平和を願う日に変えたい」という強い思い−日本と朝鮮半島の間で過去に生じた傷が今も多く残っている辛い現実を見つめながらも、決して相手を敵と見て拳を握るのではなく、共に生きる者として手を取り合おうとすることの大切さを、毎年この日に確認したいという思い−があったから。その変わらぬ思いを続けて表現したくて今回の行事開催に至った。

 中身は、野中章弘氏(アジアプレス・インターナショナル共同代表)、趙博氏(ミュージシャン)、尹慶民氏(韓国YTN東京支局長)のトークから始まり、趙博氏のライブ、韓国から俳優の権海孝氏、超有名なフォーク−ロック歌手安致還氏のビデオ・メッセージと内容満載で、最後はデビュー仕立てで今後の活躍期待大の在日三世三人組バンド“SALA13”のライブで締めくくった。それらの合間に、KEYとBAS両団体とも行っているJTSの羅先オリニ結縁事業(本誌裏表紙を参照)の紹介など自分たちからのメッセージ発信も行った。

 また会場にはKEYも実行委員会に参加している「南北コリアと日本のともだち展」に出展された北朝鮮、韓国、日本、在日のこども達の絵が飾られ、それを熱心に観る人たちがいた。このイベントが持つメッセージが届くように!と願った。

 2006年に入っても日朝の政府間対話は双方の主張の隔たりが埋まることなく、良い先行きがほとんど見えない状況にある。しかしだからこそ今回のイベントに通底する願いを色褪せさせることのないように在日コリアンとしての役割を果たしていきたいと思う。

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