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9.17 IMAGINE PEACE [2006.9.17]

「今年7月5日、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)政府はロシア沿海州南方の海上に計7発のミサイル発射実験を行った。同月15日には国連安全保障理事会で、日米など8カ国が共同提案していた北朝鮮非難決議案が全会一致で可決されたが、北朝鮮政府はすぐに「全面拒否」の意向を表明した。その後 日朝関係はさらに悪化の道を突き進んでいっている。また今回の事態に対して日本の閣僚・政治家から「敵基地攻撃能力保有論」が出され、平和憲法との関係などが話題になったが、北朝鮮を「敵」と呼ぶことの可否について問い正す声はほぼ皆無だった。「敵」を設定することが戦争の第一歩だとしたら、これほど公然と戦争を肯定する雰囲気があるのは戦後で初めてではないだろうか?」(イベント趣旨文より)

2006年9月17日、日朝平壌宣言から四年目となるこの日―今年も朝鮮半島と日本、東アジアのことを考えるイベント「9・17 IMAGINE PEACE」を東中野のスペース&カフェ・ポレポレ坐で開催した。このイベントはKEY東京と、イラク問題に関する新聞意見広告掲載をきっかけに結成した、20代のメンバーが集まるNGO「BOOMERANG NET」、明治学院大学の学生が中心になって「環境」「平和」をテーマに様々な活動を行っている「Body and Soul」(BAS)の3団体の共催で行なった。

イベントの冒頭では、BOOMERANG NETが実施した北朝鮮・日朝関係に関してどう思っているか、各界の著名人インタビューと街頭アンケートの結果報告を行なった。BASは、「南北コリアと日本のともだち展」で集まった日本と南北朝鮮のこどもたちの絵を会場で展示した。KEY東京も全体司会やトークセッションの司会を務めるなどして、文字通り3団体の協力によって進行された。

イベントのメインは、二人のゲストのトーク。お一人は、元外交官で広島市立大学広島平和研究所所長の浅井基文さん。そしてもうお一人は、ドキュメンタリー映画「ディア・ピョンヤン」の監督の梁英姫さん。浅井さんからは、政治経済の面から、日本の外交、北朝鮮と韓国の関係、日本・中国・アメリカ・ロシアのポジション―たとえば北朝鮮のミサイル発射に騒がないロシアと、それに対し大騒ぎするアメリカとそれを追従する日本といったことなど―国際関係の背景をわかりやすくお話ししてくれた。梁英姫さんは、メディアの職歴が長く海外での活動も多いことから、日本の報道のあり方やその舞台裏についてをご自身の体験を通じてお話してくれた。自身が手がけた「ディア・ピョンヤン」の製作の話、家族への想いや日朝平壌宣言を聞いた時の感情を語った。その後お二人によるトークセッションが行われ、今の「北朝鮮問題」をどう考えたらよいのか、「ディア・ピョンヤン」は海外ではどのような反応を受けているのか等いろいろ会場から集まった質問に一つ一つ丁寧に答えてくれた。

イベント終了後、主催者たちでの交流会を開き、梁英姫さんも参加してくれた。KEY東京のメンバーたちも間近でお話しすることができ、ディア・ピョンヤンの撮影秘話や、いろんな質問に答えてもらって、イベント中と同じくらいとても充実した時間になった。

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