社会活動・イベント

韓国併合から100年、朝鮮半島と日本の和解の未来に向けて [2010.7-8月]

在日コリアン青年連合(KEY)では今年7月から8月にかけて、“韓国併合から100年、朝鮮半島と日本の和解の未来に向けて”と題してキャンペーン事業を展開します。日本・韓国の青年と共同で、日本および韓国にて、歴史を見つめ、植民地支配と戦争に起因する諸問題の解決を訴えていきます。「韓国併合」と植民地支配を背景に日本に暮らすことになったという歴史性を持つ在日コリアンの青年世代として、社会へ声を発信していきたいと考えています。

事業趣旨文

韓国併合から100年、朝鮮半島と日本の和解の未来に向けて

2010年は韓国併合条約が締結されてから100年目にあたる。植民地支配は朝鮮から民族の主権を奪い、無数の被害を生み出した。しかし、日本では朝鮮植民地支配の歴史の忘却が進む一方で、その歴史を美化しようとする動きすら強まっている。
 歴史認識を巡って、日本に対するアジアの不信は根強く、これまでにもアジア諸国と日本の関係深化を阻害してきた。特に支配−被支配の歴史を持つ日本と朝鮮半島の関係において、歴史を忘却・歪曲した「未来志向」は成り立たない。未来に向かうためには朝鮮半島と日本に間に横たわる対立と相互不信の歴史を清算することが不可欠であり、その上で信頼関係が積み重ねられる必要がある。この韓国併合から100年という歴史の節目を、そのような機会にしていかなければならない。
 植民地支配が生み出した被害者の傷つけられた尊厳は、この100年の間に癒されるどころか、歴史の忘却・歪曲が進む中で、何度も踏みにじられてきた。その背負わされた不条理を、私たちはこれ以上、放置してはならない。
 在日コリアンは朝鮮半島と日本の狭間でこの100年を生きてきた。朝鮮が「解放」を迎えた後も、植民地支配が生み出した桎梏は在日コリアンを苦しめ続けてきた。その私たちにとって、韓国併合は現在に直結する課題であるといえる。
 私たち在日コリアン青年連合(KEY)は、韓国併合から100年をむかえる今年を、朝鮮半島と日本が和解の未来に向かう転換とすべきであることを訴え、以下の6項目を求める。

1.日本が朝鮮植民地支配を自らの過ちとして認め、その認識の上に朝鮮半島と日本の信頼関係が構築されることを求める。
2.植民地支配と侵略戦争による被害者の尊厳回復が一刻も早くなされるよう、被害者個人に対する日本政府の謝罪と補償がなされることを求める。
3.朝鮮民主主義人民共和国と日本の間で、植民地支配に起因する諸問題を解決し、早期に国交正常化を実現することを求める。
4.南北朝鮮間の対話と和解を推し進め、長きにわたる分断状況を終わらせることを求める。
5.在日コリアンの歴史性が尊重されるとともに、民族差別の禁止と権利保障を求める。
6.平和と人権が確立された東アジアの実現を求める。


 私たち在日コリアン青年連合(KEY)は今年、「韓国併合から100年、朝鮮半島と日本の和解の未来に向けて」をテーマに、韓国と日本の青年とともに、韓日それぞれの地でアクションやアピール行動を進めていく。在日コリアンが朝鮮半島と日本の狭間で生きてきた100年は無数の不条理と闘ってきた歴史であった。その歴史を抱える在日コリアンこそが未来を切り開いていくキーパーソンになりえると、私たちは確信している。

 

日韓ユースキャンプ−日本と朝鮮半島の100年を学び対話する−

日本と朝鮮半島の歴史と現在について、日本・韓国・在日コリアンの青年たちが一堂に会して、共に学び、対話し、表現する、多彩なプログラムを行ないます。

日 程 2010年8月2日(月) 〜 8月9日(月) (7泊8日)
場 所 日本・東京(8/2-5)→韓国・ソウル(8/5-9)
募集対象 10〜30代の学生・青年/国籍・出自関係なく、どなたでも参加できます。
主 催 在日コリアン青年連合(KEY)、NPO法人セイピースプロジェクト、KYC(韓国青年連合)

日韓ユースキャンプの詳細

 

KEY−KYC姉妹提携事業

在日コリアン青年連合(KEY)とKYC(韓国青年連合)の姉妹提携事業において、在日コリアン青年と韓国青年の共同プログラムを開催します。

■KEY大阪−大邱・浦項KYC姉妹提携事業

日 程 2010年7月30日(金) 〜 8月2日(月) (3泊4日)
場 所 大阪・奈良
主 催 在日コリアン青年連合(KEY)大阪地方協議会、大邱KYC(韓国青年連合)、浦項KYC

KEY大阪−大邱・浦項KYC姉妹提携事業の詳細

■KEY兵庫−清州・天安KYC Youth Exchange2010

日 程 2010年8月6日(金) 〜 8月9日(月) (3泊4日)
場 所 韓国・清州、ソウル
主 催 在日コリアン青年連合(KEY)兵庫地方協議会、清州KYC(韓国青年連合)、天安KYC

KEY兵庫−清州・天安KYC Youth Exchange2010の詳細

■講演会「韓国併合100年」と在日コリアン
大阪で開催するKEY−KYC姉妹提携事業の公開プログラムとして、講演会を開催します。講師に大阪市立大学教授の朴一さんをお招きし、在日コリアンの立場から日本と朝鮮半島の歴史と現在、これからの課題について語っていただきます。

日 時 2010年8月1日(日) 13:30開場、14:00開始
場 所 ドーンセンター地図はこちら
〒540-0008 大阪市中央区大手前1-3-49 地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅1番出口より東へ約350m
資料代 1,000円
主 催 在日コリアン青年連合(KEY)大阪地方協議会、大邱KYC、浦項KYC

[講師プロフィール]
朴一さん: 兵庫県生まれの在日コリアン3世。大阪市立大学大学院経済学研究科教授。専攻は、朝鮮半島地域研究。
「たかじんのそこまで言って委員会」(読売テレビ」、「たけしのテレビタックル」(テレビ朝日)、「サンデージャポン」(TBS)などの番組でレギュラ−コメンテイターを勤める。 著書に『韓国NIES化の苦悩』(同文館)、『在日という生き方』(講談社)、『在日コリアンってなんでんねん』(講談社)、『朝鮮半島を見る眼』(藤原書店)など多数。

講演会チラシ講演会チラシ


■徐京植先生講演会&KEY「韓国併合100年」事業報告会
KEYの「韓国併合100年」事業の集約として、講演会を開催します。100年の歴史をふまえ、私たちがおかれている現在の状況を、在日コリアン青年としてあらためて問い直す機会としたいと考えています。
また、7〜8月にかけて展開されたKEY事業についての報告会を行ないます。
参加対象は在日コリアン青年(国籍問わず朝鮮半島にルーツのある10代後半〜30代の方)です。

日 時 2010年9月19日(日) 13:00〜16:00
場 所 市民交流センターひがしよどがわ403号室地図はこちら
大阪市東淀川区西淡路1-4-18 JR新大阪駅東口から徒歩5分
参加費 500円
参加対象 在日コリアン青年(国籍問わず朝鮮半島にルーツのある10代後半〜30代の方)
内 容 プログラム
○KEY「韓国併合100年」事業報告会
 ・日韓ユースキャンプ  ・KEY大阪の取り組み  ・KEY兵庫の取り組み
○徐京植先生講演

[講師プロフィール]
徐京植さん: 1951年京都市生まれ。東京経済大学現代法学部教員。
著書に『私の西洋美術巡礼』(みすず書房)『半難民の位置から―戦後責任論争と在日朝鮮人』(影書房)『プリーモ・レヴィへの旅』(朝日新聞社)『夜の時代に語るべきこと―ソウル発「深夜通信」』(毎日新聞社)、『ディアスポラ紀行―追放された者のまなざし』(岩波新書)など。近著に『植民地主義の暴力 「ことばの檻」から』(高文研)がある。

徐京植先生講演会講演会チラシ

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