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JTS羅先オリニ結縁事業

オリニ結縁通信 No.1 [1998.8.11]

 結縁者の皆さん、アンニョンハシムニカ?。この度、「羅津・先鋒オリニ結縁事業通 信」の創刊号を発刊することになりました。この間の皆さんから寄せられた募金、そしてその伝達の報告をもって創刊の言葉に代えたいと思います。

 5月末から募集を始めた結縁者は、8月10日現在、127人・183口にのぼりました。その結果 、5月分から先鋒の「チョサン託児所」(男48人・女50人=1ヶ月380j)を支援してきましたが、8月分から羅津の「ユヒョン農場幼稚園」(男57人・女33人=1ヶ月270j)を支援することになりました。

 JTSへの送金・伝達は、5月20日に5月分、6月27日に6月分、7月30日に7-8月分、それぞれ「チョサン託児所」への支援金380j(7/30送金は760j)を送金・伝達しました。なお今月中旬には「ユヒョン農場幼稚園」への8月分支援金270jを伝達する予定です。  現在の結縁者・口数でこの2ヶ所への支援を継続することは可能ですが、これ以降の拡大分は同事業への支援金として随時JTSに伝達する考えです。これからも是非皆さんのご協力をお願いします。


米国JTSの羅津・先鋒常駐代表事務所が開設

 米国ニューヨークJTSの羅津・先鋒常駐代表事務所が6月に公式認可されました。託児所・幼稚園への給食活動の充実にとってはもちろんのこと、さらなる支援活動の展開に向けて重要なステップだと言えます。詳しいことが分かれば、またお知らせします。

羅津・先鋒地区現地訪問報告 米国JTS・崔ギョンスク常任理事

 昨年(97年11月)に初めて私が羅津・先鋒地域を訪問した時も、彼らの反応は冷淡でした。そして考えていたのとは違って、経済特区地域であるにも関わらず、羅津・先鋒地域は鉄道・港湾・道路などの基幹施設さえまともに備わっていませんでした。

 今年もその状況は、昨年よりましにはなりませんでした。しかし私たちが羅津市アンジュ洞に立てた「米国JTS羅津・先鋒常駐代表事務所」に小さな期待をかけてみます。「羅先JTS栄養食品合営会社」は3月から正常稼働し、託児所には19,600s、幼稚園には16,950sの栄養食を定期的に供給しています。

 去る4月には北韓に名節があり、その日に合わせて栄養食品を分配しようと、14名の工場労働者が24時間、工場を稼働したこともありましたが、彼らが非常に積極的だったのか、仕事を予想より早く終えることができたと言います。

 私たちと結縁を結んでいる羅津・先鋒託児所および幼稚園も訪問しました。私が会った子どもの大部分が化粧をしていて写 真では分かりませんが、大部分、元気がなく、風邪と皮膚病を患っている実状でした。何よりも持続的な連帯を通 じた信頼構築と大々的な食糧支援が切実です。  彼らは問いかける言葉に儀礼的に応対しもし、「カネを稼ごうと来た人たちも辛抱できず、すぐに引き返すのに無償で支援する人たちがどれほどいるだろうか」という擬倶心を持ちもしましたが、JTSの持続的な支援活動と熱誠で、遅くとも信頼関係が構築され、心を開いて対話をしもしました。JTSはさらに誠実に活動し、後援者の皆さんの真心が正しく伝えられるように、橋の役割を忠実に行うでしょう。今後、一般 人も羅津・先鋒地域の幼稚園と託児所を訪問できる関係にまで改善されるならば、後援されている多くの方々も、私とともに直接、羅津・先鋒地域の子どもたちに会い、あいさつもし、情感のこもった手紙もやりとりできるだろうと期待しています。


以下は羅津・先鋒地域の託児所および幼稚園の現地の先生との面談内容です。

Q:栄養食はどうですか。子どもたちは好きですか。

A:初めは冷たい水に浸して食べさせるときは生臭いにおいがありましたが、沸かした水に浸して食べさせると生臭さも出ず、おいしいです。あまり濃くてもダメで、薄くてもダメです。子どもたちも好きです。

Q:子どもたちはもともとの人数より少ないようですが、なぜそうなんですか。  A:弁当を作ることができない子どもたちが出て来ておらず、そうなっています。  ※もともと北韓の幼稚園と託児所は無償で運営されていた(昼食と間食が配給された)。しかし食糧難以後、配給が中断され、家から弁当を持ってくるようにしている。弁当を作れなかったり、健康でない場合は、家で面 倒を見ると言う。栄養食が継続して供給されれば、家にいる子どもたちも呼んでくるだろうと言う。

Q:このような栄養食より、そのままコメの粉だけで供給量を多くして、子どもたちにお腹いっぱい食べさせることはどうですか。

A:違います。現在、量は少し少なくはありますが、いま子どもの成長にはお腹がいっぱいになることよりは、必要な栄養分の供給がより重要です。

Q:もし他に必要なものはありますか。虚心坦懐にお話し下さい。

A:大丈夫です。ありません。ありがとうございます。


〈活動報告〉

韓青連尼崎・西神戸―8月9日(日) 「北朝鮮の子どもたちに神戸から愛の手を! 託児所・幼稚園の子どもたちに直接食糧支援を!」 街頭募金活動を行いました。

 韓青連西神戸と尼崎では、羅津・先鋒地域の託児所・幼稚園の子どもに対する結縁事業の支援先拡大に向けて、去る8月9日の日曜日、神戸・三宮にあるフェニックスプラザ(阪神・淡路大震災復興支援館)前で、「北朝鮮の子どもたちに神戸から愛の手を!北朝鮮の託児所・幼稚園の子どもたちに直接食糧支援を!」を掲げて街頭募金活動を行いました。

 フェニックスプラザ前では本部会場としてテントと巨大なタイトル幕を設営し、またテント横に北朝鮮の飢えた子どもたちの写 真10数枚をパネル展示しました。そして午後2時から4時半まで、この本部会場を拠点にそごう前広場、阪急会館前の通 称「でこぼこ山広場」、東急ハンズ前、元町大丸前、南京町など広範囲にわたって、約20名がチームを組んで募金活動を展開しました。この日約2時間半にわたる募金活動を通 じて、総額4万9436円のお金が集まりましたが、これは年間8名の北朝鮮の子どもを支援できる額で、託児所・幼稚園の結縁先拡大に向けた大きな成果 を収めることができました。

 多くの方々が募金をしてくれましたが、その大部分が大学生や高校生・中学生などの若者で、中には小学生もいました。たくさんの若い人たちが募金をしてくれる姿を見て、私たちは、将来を担う若者が民族や国籍、考え方の違いを乗り越え、深い人間愛に基づいて助け合いの精神を発揮する豊かな社会を実現する芽が、確実に日本社会の中にも育っているのだという実感を得ることができました。 韓青連では、8月から9月にかけて各地方ごとに羅津・先鋒の託児所・幼稚園支援のための街頭募金や戸別 訪問を計画しています。これらを通じて、少しでも多くの人たちに北朝鮮の食糧難とそれに苦しむ隣人の存在に目を向け、助け合いの精神を発揮するよう訴えかけていく考えです。皆さんからも積極的な支援をぜひお願いします。

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