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●はじめに
すでに最小三〇〇万名にのぼる北朝鮮同胞が飢饉による餓死と疾病によって「黄泉の人」になったという事実が、脱北食糧難民を通 じて明らかになっています。到底信じられない、しかし信じるほかない惨憺たる悲劇に、私たちは接しています。しかし私たちは少しの間も絶望に陥っていられません。なぜならば、北朝鮮の大量 餓死は、すでに終わったこと――良心で悔やまなければならない過去形ではなく、今も厳然と繰り広げられている現在形であるためです。同胞助け合い仏教運動本部でまとめた脱北食糧難民六〇五名の報告書によれば、飢饉による餓死者のグラフは九六年末を峠に急激な増加の趨勢を示しています。すなわち数百万の死亡者のうち大部分が九六年以後に命を落とし、今後もその上昇曲線が簡単に折れないだろうという点で、飢饉の爆発性をそのまま示しているのです。
私たちは今、わき上がる悲しみに歯を食いしばり、眼前に迫ったもう一つの悲劇を防ぐために東奔西走しなければなりません。また再び数百万の同胞を「帰らぬ 人」として送り出すならば、私たちの社会の道徳と良心は永遠になくなってしまうでしょう。
〈Q1〉昨年に比べて今年の北朝鮮の食糧難はどうですか?
現在、国際救護機構などは、北朝鮮の食糧難をインドやアフリカよりも深刻なレベルと把握し、北朝鮮を世界最一級の支援対象国に選定しています。
北朝鮮は平野が少なく山地が多くて自給自足の難しい自然条件を備えています。九〇年代以前には食糧不足分の相当量 を輸入によって補ってきましたが、九〇年代に入って社会主義圏の市場の崩壊と経済事情の悪化に伴う外貨枯渇によって、輸入による穀物の代替が難しくなり、慢性的な食糧不足に苦しめられるようになりました。
従って北朝鮮の専門家たちは、北朝鮮の食糧事情が八〇年代後半以降たえず悪化していると分析しています。特に九三年以来五年に及んで続いた冷害とひょうの被害、洪水とひどい干ばつを経験して、あげくの果 てには飢饉という最悪の状況に発展するようになったのです。
最近、北朝鮮の中央通信によれば、北朝鮮「洪水被害対策委員会」スポークスマンは九八年三月二日に発表した談話で、「年間の穀物総需要量 は七八四万トンで、そのうち食糧需要量は四八二万トン」であると前提し、「昨年の穀物生産が予想以上に減り、収穫高はモミ換算で二六八万五〇〇〇トン(脱穀済み換算で二一四万八〇〇〇トン)にしかならなかった」としながら、「今年一月一日の時点で推算した食糧在庫量 は総一六万七〇〇〇トン」であると明らかにして「一月に一日一人当たり平均三〇〇グラム、二月には二〇〇グラムずつ供給し、三月には一〇〇グラムずつ供給するとしても、三月中旬には在庫がなくなる」と強調しました。
世界食糧計画(WFP)は、九八年三月二日の声明で、「北朝鮮政府が発表したアピールは、北朝鮮の食糧事情が切迫しているという我々の推算を確認するもの」としながら、北朝鮮の支援アピールに国際社会が迅速かつ寛大に応じることを呼びかけました。ジェームス・ルービン米国務省スポークスマンも、北朝鮮の切迫した食糧不足の消息は米国政府にとって「驚くべきことではない」としながら、その内容が米国政府の推定と一致すると明らかにしました。
私たちが深刻に憂慮していることは、北朝鮮の発表も驚きですが、米国務省をはじめ国際社会でこれほどまでに迅速に北朝鮮の発表を認めたのは非常に異例のことであるという点です。北朝鮮の発表通 りならば、すでに北朝鮮は食糧在庫も底をつき、大量の餓死が予想される深刻な局面 に入ったという緊急アピールを発表したことになり、国際社会もその可能性を認めているということです。結局、北朝鮮の飢饉による大量 餓死の可能性は、今や現実に迫りつつあります。しかし今この瞬間、私たちは数百万の人命が犠牲になるかもしれないこの予告された悲劇の前で、驚くほどに超然とした国際社会と米国をはじめとした友邦、そして韓国政府と私たちの社会を目の当たりにしているのです。
〈Q2〉北朝鮮の食糧難とエチオピアの食糧難はどんな違いがあるのでしょうか?
ある人は「井戸」と「水道」でこれを例えます。エチオピアなどの場合は、食糧が市場を通 じて取り引きされるため、最初に飲んでいた「井戸」が乾けば、他の「井戸」を探せる機会がありますが、北朝鮮は食糧問題を全的に「配給」に依存してきたため、配給が絶たれると他の方法を探すことができません。脱北食糧難民たちが伝える「稲の根を掘って食べた」「木の表皮を剥して食べた」「家と家財道具を全て売り払って生き延びた」という証言は、その対策なき惨状を雄弁に語っています。これはつまり、北朝鮮が中央で一括して配給する「水道」のようなシステムを持っていて、中央で水道の蛇口を閉めるしかない状況が発生すれば、住民たちは食糧を求めうる他の機会と代案をまったく持ちえていないということを表しています。
それゆえ、配給システムの崩壊にまで至った北朝鮮の現在の状況は、最悪の食糧難を端的に表しています。北朝鮮は地形条件により伝統的に西側で出荷された糧穀の剰余分で東側の山岳地帯に配給を行ってきました。そのために九四年に食糧難が発生すると、北朝鮮の東北部である咸鏡道と山岳地帯である慈江道の地域で一番最初に配給の中断事態を迎えることになりました。その後五年にわたる食糧難の連続によって配給中断地域は両江道と江原道に、そしてついに九六年以降は平安道にまで北朝鮮全域が飢饉地域に変貌することになりました。このように全的に配給に依存するしかない北朝鮮の食糧需給状況が、国境線を漂う食糧難民を生み出しているのです。
最近になり北朝鮮が結局、中央通信を通じて公式的に食糧在庫の枯渇を宣言したのは、これと無関係ではありません。しかし、まさに深刻な問題は、北朝鮮の飢饉が世界に知られにくい「静かな飢饉」であるという点です。もうすでに一〇年間、飢饉の前段階である深刻な食糧不足の事態を経験していたにも関わらず(すでに他の国ならば、きっと国際機構の開発援助の可能性が検討されていたでしょうが)、世界はこのことを知らずに、本格的な飢饉に入ってから後も数年が経って世界はようやくその深刻性に気付くようになったのです。結局、配給に全的に依存する北朝鮮の食糧需給システムは、外の世界に悲劇の警報を鳴らせる飢饉の事前警告機能さえ喪失するようになりました。それによって実際に飢饉の発生に気付いた瞬間、すでに取り返しのつかない大量 餓死の可能性をはらむことになります。
私たちは、数年前、飢えたルワンダ難民の子どもを抱くオードリー・ヘップバーンの写真一枚が世界の良心を目覚めさせた事実を記憶しています。しかし、ルワンダの悲劇も数百万の命を声もなく奪っていった北朝鮮の悲劇、今後どれだけより多くの人命が犠牲になるか知れない北朝鮮の予告された惨劇と比較すれば、一段その痛みが和らぐかもしれません。それにも関わらず、北朝鮮の実相がそのまま知られない背景には、外信が接近するのが難しいという点が何よりも大きいのです。大部分の資料を、信頼しがたい北朝鮮の公式報告と統計に依存せねばならない状況で、映像画面 がなければ報道を行えない外信にとっては、写真一枚撮れない北朝鮮は取材不可能地域と大きく違いません。
〈Q3〉北朝鮮の食糧難を解決するために何をすべきですか?
現在、北朝鮮政府は、外部の支援がなければ食糧難を解決できない立場に追い込まれています。全地域が飢饉を経験しており、多数の住民が大量 餓死に直面しているため、迅速な大量の穀物支援が行われなければ国家としての機能が麻痺する状況に至るかもしれません。そのようになれば、結果 は民族共同体の破滅です。風前の灯火のように危うい生命にとって危機状況の発生はただちに集団死を意味するということを、私たちは歴史を通 じてよく知っています。そればかりでなく、そのようになる場合、予期しない難民の発生により東アジア全域は急激な混乱に陥ることになり、特に韓国は回復不能のドミノ事態を被る可能性が濃厚です。これが、北朝鮮の食糧難を放置した時に私たちが招く天の災いです。
迅速な大量の食糧支援を主張する理由は以下の通りです。まず迅速な支援は、予見される九八年上半期の大量 餓死を防ぐための緊急のアピールであり、あわせて大量の支援を主張するのは、それを行った時にのみ実質的に食糧難の悪化を多少でも緩和させられるからです。
生存に必要な純粋食用の穀物量に達しない糧穀基準を限界需要と呼びますが、これは一人当たり精穀二〇八キログラムです。これを北朝鮮の九一年人口統計値の二二〇二万で換算すれば、精穀基準の四五七万トンに達しますが、九七年の北朝鮮の収穫量 二一四万トンが全て食用として所要されると推定しても、二四〇万トンの純粋食用分が絶対不足状態として残っているのが現在の食糧事情です。この状態で五万トン、一〇万トンなど小規模で支援が行われれば、はたして北朝鮮の大量 餓死をくいとめることができるでしょうか。当然不可能です。どの国も同じですが、北朝鮮もまた危機状況で国家を維持しようとすれば、軍人と農民、炭を掘る鉱夫、官僚のように国家維持の核心階層に優先的に食糧が分配されるのではないでしょうか。結局、脆弱階層である都市の人々と労働者は、外部の支援が行われても小量 にしかならないならば、手をこまねいて死んでいくしかありません。それゆえ最小限数十万トンの食糧を供給しないならば、予定された惨劇を避ける道がなくなります。
金大中大統領が本当に「統一大統領」になりたいならば、私たち(民族)の片方である北朝鮮住民の餓死を防ぐことを何よりも優先順位 の課題にすべきです。これを防げず破局的な状況が発生するならば、大統領は前任の大統領と比べられない冷酷な歴史の評価を受けるかもしれません。もし連立政権ゆえの困難で差し当たって自ら乗り出すのが難しいならば、民間の活動を積極的に支援する方法もいくらでもあるでしょう。特にこれは積極的な平和の維持管理のための費用の捻出であり、消耗的な分断維持費用の軽減という側面 から前向きなアプローチが必要でしょう。何よりも民族の将来を考えるとき、先端戦闘機数台分あれば出来る北韓の食糧支援をけちる必要はないのです。
マスコミは北朝鮮の食糧難の現実を正確に伝えるべきであり、政府の支援が行われるよう国民世論の造成に力を注がなければならないでしょう。政府の施策が出てくるのを伺うのではなく、「民族の将来のための発言者」という時代的な所命意識により過去の汚名を拭わなければならないでしょう。
民間は政府の積極的な支援を引き出す以前に、民間自ら国民世論を先導する時代の先駆者にならなければならないでしょう。対北食糧支援が例年的な不遇な隣人の救済ではなく、同胞を生かし汚辱の歴史を清算する清めの儀式であるならば、民間はわずか一年の食糧支援で役割を果 たしたと自らを慰める愚かな姿を見せてはならないでしょう。市民社会団体はもちろん宗教界のいっそう献身的な努力が切実であり、青年学生たちの街頭募金など世論造成の努力が切実であるといえます。もどかしくも、まだ私たちは、北朝鮮同胞の生命を助けるために、ソウルの街に林立するビルの一つでも差し出す篤志家を見ていません。一体、同胞たちがどれだけ死ねば、私たちは社会の良心を見いだせるのでしょうか。カネが多く出世した失郷民の子孫も一人二人ではないのに、です。
〈Q4〉姉妹結縁を推進した理由を知りたいんですが?
理由は三つです。一つには、一回与えて終わる一過性の支援ではなく、実際に羅津・先鋒の子どもたちを生かす時まで責任を持つために姉妹結縁をするということです。第二は、一つの集団の力ではなく民間の様々なグループの参与を通 じて北朝鮮同胞支援を拡散させるためです。さらには、姉妹結縁に参加した韓国の様々な民間グループが今後、羅津・先鋒だけでなく、北朝鮮全域の同胞を生かす伝道師になることを願うものです。
姉妹結縁は他の人を通じて何かをするのではなく、自分の名前で特定の支援対象と責任ある関係を結ぶことを意味します。それゆえ姉妹結縁をしたら、羅津・先鋒の子どもたちを生かす時まで責任をもって支援をしなければならないのです。誰でも貧しい人を見て、かわいそうだからと一度は助けてあげられます。しかし貧しい人のために自分が着ていた服を与え、自分が食べる食べ物を与え、自分の寝床を与えることは、誰でもができることではありません。それは貧しい人を自分の兄弟と考える時にのみ可能なことです。私たちも飢餓線上の北朝鮮同胞を私たちの兄弟と考えて支援をすべきです。そうでなければ、二〇万トンの食糧支援で自らの義務を果 たしたと考えるアメリカ人と違うところが何かあり、北朝鮮の悲劇をインターネットで見て「こんなこともあるのか」と考える無関心な人々と大きく違うところが何かあるでしょうか。
同胞を兄弟と思い、かばい合い、共に苦しむこと、これがまさに姉妹結縁の精神であり、目的なのです。
さらにJTSは、韓国の多くの心ある人々が持続的な北朝鮮同胞支援に参加できる道を開くために姉妹結縁事業を始めました。
一度考えてみましょう。ソウルの小さな市民団体が、光州の町の青年会が、釜山の開拓教会の教会信徒たちが、北朝鮮と満州(ママ)の土地を借りて農業開発プロジェクトを進めることができるでしょうか。それとも北朝鮮のある都市を引き受けて、少なくない金額の食糧支援を持続することができるでしょうか。JTSは、同胞の悲劇に胸を痛め、人類愛の精神で北朝鮮の食糧難の解決を渇望する私たちの社会の心ある市民が、誰でも手軽に参加できる対北支援ルートを今後も引き続き開拓していくつもりです。
さらに姉妹結縁事業に参加した特定団体や小規模の地方自治団体が今後、私たちの社会の「民族和解」の世論を起こす伝道師となり、それぞれが自分の名前で北朝鮮の市・郡と姉妹結縁をむすび、民間レベルの幅広い交流と統合の道を開いていけることを願い、羅津・先鋒姉妹結縁事業がその大切な人縁を結んでくれるきっかけになることを期待します。
〈Q5〉姉妹結縁が実際可能なんですか?
昨年六月以降、北朝鮮の各市・郡に小幅の裁量権が与えられました。つまり中央政府の指示なしには何もできなかった市・郡に、食糧確保のために適切な範囲内で外部との交渉を行える権限が制限的に付与されたのです。このような状況の変化は実質的に配給が中断された現実を反映した北朝鮮当局の窮余策と見ることができ、これによって各市・郡が外部とも接触して、生きる道を探し出せるようになりました。
JTSでは、北朝鮮の経済特区である羅津・先鋒を訪問し、羅津・先鋒行政経済委員会との公式的な協議を通 じて羅津・先鋒に居住する七歳以下の子ども一万一〇〇〇人の食糧を責任をもって支援することに合意しました。
これによって、これまで夢でしか考えられなかった北朝鮮の市・郡との結縁が可能になり、JTSは昨年一〇月以後、毎月一人の子ども当たり三ドル、総計三万ドル以上の糧食を支援しています。しかし私たちは、何年か前までは考えもできなかった北朝鮮との姉妹結縁が、南北関係の改善によってではなく、数百万の北朝鮮同胞の犠牲の末に実現したことを悲痛に思っています。
〈Q6〉羅津・先鋒地区は経済特区なので事情がましではないんですか?
北朝鮮の全地域が飢饉地帯になってしまったのに、羅津・先鋒地区もその例外ではありません。ただ違うところがあるとすれば、国境地帯で、中国との辺境貿易が活発であるという点しかありませんが、どちらにせよ市場においてカネで食糧を買わなければならない北朝鮮住民の立場では、ましなことはありません。
さぞかし大変で、幼稚園・託児所で分け与える食べ物がなくて、一〇四ヶ所の幼稚園・託児所に分散している一万一〇〇〇人の子どもたちも、JTSで探しに行くまでは、大多数が全く出て来ることもしない状況だったと言います。そしてJTSで訪問した時にも一〇〜二〇%程度は全く幼稚園に出てこれませんでした。
このようにほとんど大部分が栄養失調に掛かっている状況で、正常な食生活は難しく、穀物・豆・牛乳・ビタミンなどを混ぜた特別 栄養食を食べなければならない状況です。状況がこのようであるのに、その栄養食を作る作業が二ヶ月間中断したりもしました。電気が止まったからです。これが経済特区である羅津・先鋒地区の実状です。
現在、羅津・先鋒地域は鉄道・港湾・道路などの基幹施設さえまともに備えておらず、肩書きは経済特区でも、実際に外国資本を誘引するだけの与件ができていません。そのために羅津・先鋒地域もまた経済難が深刻なのは同じで、子どもたちも飢えを避けることができない状況です。
〈Q7〉JTSはどんな団体ですか?
JTSはJoin Together Society のイニシャルで、「飢える者に食べ物を、病める人に治療を、学べない人々に学ぶ機会を」という所望で、地球上の飢餓と疾病、文盲をなくすために一九九一年に結成された国際救護団体です。
本部は韓国にあり、インドと米国に支部を置いています。
一九九一年にインドのカルカッタで人間扱いをされない仏家の賎民らの子どもたちに食べ物と治療、学ぶ機会を提供するためにメディカルキャンプを設置し、食糧支援と学校の設立及びムラ開発を行ったのを皮切りに、これまで第三世界で多様な方法により救護活動を展開してきました。その一環として、九五年以後、深刻な北朝鮮食糧難の被害を目撃し、米国JTSが中心になって羅津・先鋒の子どもたちの直接救護事業として姉妹結縁事業を繰り広げるようになりました。 このようにJTSは過去八年間、国と民族を問わず、飢餓・疾病・文盲に苦しむ人類を生かすため、たえず救護活動を繰り広げてきた国際専門救護団体です。それゆえJTSは北朝鮮同胞の問題も「ウリ民族の苦痛」という視角でなく、「二〇世紀の人類最大の悲劇」という視角から接近しています。
救護団体の信頼性と関連しては、この問題において気むずかしさで有名な北朝鮮当局から公式的にJTSに食糧支援を要請した事実を挙げておきます。
〈Q8〉姉妹結縁はどうすれば良いのですか?
方法は簡単です。まず周りの支援意思がある人たちと十分に姉妹結縁の意味を共有したあとに、何名の子どもと結縁をむすべるのか、互いの意志をまとめます。そして、その数が多く、一つの託児所や幼稚園の責任を負えるならば、会や団体の名前で公式的に姉妹結縁をJTSに要請し、その数が少なければ、特定の幼稚園・託児所の一部の子どもたちと姉妹結縁をむすぶと要請すれば良いのです。一人の人が一〜二名の子どもを引き受けることもできます。金額算定は毎月の一人の子どもの栄養食費用三ドルで、通 常JTSでは五〇〇〇ウォンと算定しています。
そして毎月お金を送る日付けを指定して、その日付けに自動引き落としや直接入金などで送金すれば結構です。可能ならば、自動引き落としを申請されるのが便利な方法です。
〈Q9〉姉妹結縁のモニタリングが実際可能なんですか?
姉妹結縁をしてお互いの消息が気になるのは当然で、またお互いの消息を詳しく知らせるのは基本的な権利であり義務です。しかし私たちは韓国の国籍を持つ関係で、直接子どもたちと会ったり手紙を渡したり、お互いの気持ちを伝えることができない歯がゆさがあります。その代わりにJTS本部に要請すれば、姉妹結縁の対象になる子どもたちに関する多様な情報に接することができるでしょう。
半世紀間の分断による南北間の懸隔な認識の差を考慮するとき、直接的なモニタリングの要求は北朝鮮の人々を非常に混乱させるかも知れません。それゆえJTSでは、同じ民族同士、相互理解を広げていくという次元で間接的なモニタリングを粘り強く拡大していくつもりです。その一環としてJTSでは(九八年)五月中に姉妹結縁事業に参加した全てのグループと団体・個人を対象にした説明会を考えています。 私たち全ての努力で北朝鮮の食糧難が解決され、南北関係が改善されれば、私たちは数年後に、夢にも思う私たちの子どもたちと北の地で会うことができるでしょう。その日が早く来るように、私たち皆が努力しましょう。●
※この「Q&A」は、社会法人・韓国JTSが作成した「98年北韓の飢餓事態と羅津・先鋒託児所幼稚園姉妹結縁事業に関する質問&回答」(98年4月)を訳出したものです。
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