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KEY東京とソウル・京畿KYCが姉妹結縁関係を結んでからちょうど2年が過ぎた2007年3月1日〜4日に、第三回となる姉妹結縁行事を開催した。今回は日本側開催、つまりKEY東京側が準備の主となる番であり、企画については一年ほど前から検討し始めた。本格的な準備のためのプロジェクトチームは2007年1月に結成、運営スタッフと会員が共に、行事細部の計画作りから広報、当日の進行等を担った。KYCからはソウルと京畿合わせて10名が来日し、KEYからは期間中に約30名のメンバーが参加した。
両者の相互理解を深めるために毎回設定するテーマは、今回「歴史と環境」とした。そうしたのは、2005年に歴史教科書問題をきっかけにしてまたもや歴史問題が日韓間の対立問題としてクローズアップされた情況下で、あらためて歴史問題を共に学び考える場を提供したかったという思いと、KEYもKYCも活動としてはほとんど実践化できていない“環境”分野について、共通の立場からアプローチする試みをまず着手してみたいという思いをクロスさせた結果である。その思いを具体的に表現したプログラムを2日目と3日目に行なった。
二日目は丸一日“歴史”をテーマに行動した。午前から夕方にかけては「歴史資料館めぐり」として、川崎市平和館、女たちの戦争と平和資料館、平和祈念展示資料館という3箇所の性格の異なる歴史資料館を見学し、各々で戦争の歴史がどう扱われているのかについて見聞してから、韓国にある同様の資料館との対比も含めて、歴史の語られ方について考えることを企図した。そして夕方からは、韓国・朝鮮人元BC級戦犯者「同進会」副会長の朴来洪さんを講師としてお招きして「韓国・朝鮮人元BC級戦犯という存在」と題する講演会を行なった。KYC側では、この講演会を開催するということをきっかけに韓国・朝鮮人元BC級戦犯の存在を初めて知った人ばかりであった。KEY側でも初めて話を聞くという人も少なからずおり、戦争の歴史を背負った当事者たちの存在をきちんと知ることの大切さ、努力しなければならないことをあらためて感じる場となった。
三日目は“環境を考えるフィールドワーク”と題して、千葉県香取郡にある自然酒蔵「寺田本家」を訪問した。ここは「自然の摂理に学び、生命力のある命の宿った酒造り」として無農薬・無添加の日本酒造りを行なっている所で、訪問することを通じて、食・農・健康など環境問題にとっての基本要素を考える機会になるとともに、日本の伝統的生活文化に触れるという意味で、KYCメンバーにとって大きなプラスになると思って準備した所だ。その読みはずばり当たり、KEYからの参加者も含めて今回最も人気の高かったプログラムとなった。案内をしてくれた社長の寺田さんの人柄にも魅了され、とにかくこの日は「菌」と「発酵」が流行語さながらに飛び交っていた。寺田本家の人気品である「五人娘」と「しぼったまんま」もご厚意で購入できたのだが、あれよあれよと30本以上の売り上げとなった。いかに魅力的な体験だったかがわかるだろう。
プログラムの充実度は過去2回に勝るとも劣らないものではあったが、今後の関係の発展に向けて様々課題を残したことも事実である。それは今後克服するために共同の努力を積み重ねていくとして、今回もまた毎夜遅くまで語り合い友情を深めていた様子に、根をしっかりと張った関係を継続して結べていることを実感できたことはやはり大きい。
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