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民和協青年委員会海外同胞招請事業 [2005.6/24-27]
 6月24日から27日にかけて、民族和解協力汎国民協議会(以下、「民和協」)の主催による「民和協青年委員会海外同胞招請事業」という行事がソウルで行われ、KEYからは私を含む4名が参加した。この行事は、韓国内の青年と海外同胞青年との交流や統一に対する認識の共有、そして海外同胞同士の交流といった趣旨により開催された。今回参加したのは、残念ながら日本と中国の同胞のみであったが、それでも17名の海外同胞が一堂に会すこととなった。

 プログラムで特徴的だったのは、観光の時間が比較的多くとられていることであった。祖国の地を踏む機会が少ない海外同胞への配慮であろう。行事二日目には、私にとっては四度目となる、李朝時代の正宮「景福宮」を訪れた。翌日には、純粋に観光と言ってしまっていいものか悩むが、DMZ(38度線付近の非武装地帯)を訪れた。私にとっては、ここも初めてではなく、9年前にも訪問したことがある。しかし、その頃と比べると雰囲気がまるっきり違っていた。決められたルート以外は、未だにどこに地雷が埋まっているかも分からないという緊張の高い地域であるが、それが立派な観光地と化していたのである。デジカメに向かって軍人に寄り添いながらピースサインを出している人に、ピースの意味を改めて考えさせられたりもした。もちろん、観光地となっていることが悪いと言うわけではない。むしろ歓迎するべきであろう。冷戦を未だに体現しているこの場所が、長き年月と多くの人達の努力で、この状態にまで到達したのである。

 もちろん観光が行事のメインであったわけではない。二日目の「景福宮」の観光を終えた後には、韓国の国会議員を交えた昼食会が行われ、その中で海外同胞と議員との意見交換が行われた。KEYから発せられた高度な質問に、議員から「私に対する挑戦か?」と冗談を含めた回答があった。政府に海外同胞を印象付ける良い機会ともなった。その後、場所を移し、「民族の和解と統一のための青年世代の交流・協力の模索」というテーマで討論会が行われた。激論とまではいかなかったが、在日コリアンに対する興味深い考察を含む基調発題が民和協側からなされ、その後の発題者にも良い影響を与える等、有意義な時間となった。

 この行事はホテルのロビーで行われた閉幕式をもって終了した。今回の行事を通しては、韓国内の統一を志向する団体が海外同胞に対し意識を向けている事の意味を考えさせられた。統一がなされた場合、海外同胞はどうなるのか、という問題もあるが、それよりも統一に対して海外同胞は何が出来るのかを考える必要があろう。在日コリアンが持つ視点の大切さを改めて感じた。

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