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日本の代表的青年団体である日本青年団協議会(日青協)と韓国の代表的青年団体であるKYC(韓国青年連合会)の交流は昨年から始まった。日青協は、冷戦時代から社会主義国など政治的対立関係にある国家や国交がない国家との青年団体青年と交流を積み重ねてきた。日中国交回復以前から中国の中華全国青年連合会との交流を行い、朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の金日成社会主義青年同盟との交流も継続して行っている。一方、KYCは「東アジア・アイデンティティ」の確立を掲げ、東北アジア各国との交流事業を着実に行い、私たちKEYとの姉妹提携事業や〈日本―在日―韓国〉ユースフォーラム事業を共に開催してきた。このように、日青協、KYCとも東北アジア各国家や市民社会間の和解と協力の必要性を認識しつつ積極的に平和活動を行っているが、日青協、KYCという日韓両国の代表的な青年団体の直接的な交流は行われてこなかった。このパイプを作る上での助けになるべく、KEYは両団体の関係のコーディネートを続けてきた。そして、その一貫として、KEYは、去る8月7日から9日、日青協主催で開催された「2007青年団平和集会・長崎平和」へのKYC代表団の参加、そして、8月14日から18日の日程で開催されたKYC主催の「8・15を訪ねて旅発つ平和紀行」への日青協代表団の参加をそれぞれコーディネートし、両行事にKEYの代表団を派遣した。
「2007青年団平和集会・長崎平和」へは日青協から約60人の青年が日本全国から参加した。そして、KYCからは本部と大邱及び木浦支部から約70名の青年が参加した。8月8日にはメイン行事である「日韓青年討論会」が関西学院大学の冨田宏治教授をコーディネーターに開催された。基調講演として元プロボクシングウェルター級日本チャンピオンであり、様々な平和活動を繰り広げている小林秀一氏が「スポーツと平和」をテーマに講演を行った。続いて、日青協とKYCそれぞれが行っている平和活動について発題を受け、討論を行った。KEYからは4名の青年が参加し、行事通訳を引き受けた。8月9日には、大邱KYCメンバーとKEYメンバーが共に行動し、早朝に長崎平和公園内朝鮮人被爆者慰霊碑前で開催された「朝鮮人被爆者慰霊式典」に参加した。午後には数多くの朝鮮人が強制連行をさせられた炭鉱軍艦島と高島を訪問し、無念の死を遂げた朝鮮人の追悼式を行った。
「8・15を訪ねて旅発つ平和紀行」へはKYCからは延べ40人の青年が参加した。日青協からは副会長を始め2名、KEYからも2名が参加した。行事は釜山を出発し、大邱・天安・ソウルと北上しながら各地で行われた。大邱・釜山では歴史をテーマに、在韓被爆者の住む陜川原爆被害者福祉会館を訪問、天安では独立記念館と日本の植民地支配下で亡くなった韓国人が眠る「望郷の丘」を訪問した。ソウルでは分断をテーマに、都羅山展望台などを訪問した。また、統一に向けた胎動を感じるために、北朝鮮に作られた開城工業団地に向かう陸路の南側に作られた南北出入事務所を見学した。
両行事を通じて、日本と朝鮮半島の間に残されている様々な課題(歴史)と今後共に取り組むべき課題(平和)について日本・在日・韓国の青年が共に体感し、学ぶことができた。そして、日青協とKYCとの関係がますます深まり、両団体間、そしてKEYを含めた3団体間の具体的な協力の可能性がますます高まることとなった。
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