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コリアンは世界でいない国を見つけるのが困難という程、様々な地域で生活している。それぞれの地に住む在外コリアンはその歴史や環境の相違と連動して立場や考えも違うであろう。ただ、そのような中でもコリアンがネットワークを組むことで何らかの力が発揮できるのではないか。そのような思いを具体化したような行事として、在外同胞NGO活動家大会が2006年10月25日から27日にかけて、ソウルで開催された。
同大会は在外同胞問題について積極的に活動しているKIN(地球村同胞連帯)が主催する事業であり、今回で三回を迎える。日本をはじめ、中国、ロシア、タイ、ドイツ等に居住する在外同胞約40名が一堂に会し、それぞれの立場の共有と草の根の現場から在外同胞問題を探ることを目的に行われた行事である。KEYからは2名参加した。
大会初日に行われた「朝日修好と在日朝鮮人」をテーマにしたシンポジウムでは、日本の在日コリアンの歴史や朝鮮学校に通う子どもたちに対する暴力・暴言事件の実態など、現在も続いている在日コリアンを取り巻く厳しい環境や、拉致発覚以後の朝鮮民主主義人民共和国に対する経済制裁を始めとした強硬姿勢について報告がなされた。
また、同日には緊急報告として在日コリアン高齢者・障害者の無年金問題を訴える当事者と支援者からアピールが行われた。韓国国会に向けてアピールを行うために韓国に渡ってきたメンバーは、今行事に対しても無年金問題の早期解決に向け力強く訴えていた。
二日目の午前にはサハリン永住帰国者アパート「故郷の村」を訪れた。このアパートは日帝支配下の中でサハリンに残留することとなった韓国人のために日本政府が建てたもので、住民に対しては韓国政府が支援を行っている。ホールにて住民らからサハリン残留コリアンの現況と問題点について提起がなされ、戦後/解放60年を越えた今でも残る問題に参加者は考えさせられた。
二日目の午後には「国内移住労働の現実と在外同胞」をテーマにシンポジウムが行われた。韓国内で急激に増加している外国人と、それに連動して増える外国人に対する人権侵害を始めとした諸問題について議論を交わした。進む韓国の多民族化に在外同胞の経験が少しでも役に立てばという視点で議論に参加した。
最終日にあたる27日には国会憲政記念館大講堂にて「在外同胞政策の現況と課題」をテーマにシンポジウムが行われた。外交通商部や法務部の政府関係者から盧武鉉政権の在外同胞政策について提起があった。その後は、各政党別の在外同胞政策が整理、発題され、それに対する在外同胞法のありようについても提起がなされた。その後も在外同胞当事者である参加者から活発な議論が発せられた。
今回の行事で設定されたテーマは時代に合ったもので、自分の問題意識とも重なるものであった。KEYも在外同胞の一員である。その関係性を意識した上でKEY"らしさ"を大切にしながら、これからも在外同胞問題について考えていきたい。
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