社会活動・イベントKEY全国ツアー2004 スキー・スノボー&温泉・グルメツアー
去る3月5日から7日までの3日間、兵庫県のハチ高原で「KEY全国ツアー2004 スキー・スノボー&温泉・グルメツアー」が開催された。 毎年、KEY全地域のメンバーが集い交流する中で多くの友人をつくり、そして多くのことを感じ学ぶための事業として、KEY全国ツアーを開催している。 <1日目> 大きな荷物を抱え、マイボードを持参し、寝ぼけ眼をこすりながらも笑顔があふれる出発前。「あの子、また遅刻や−」「お、今日は早いやん」などと、在日コリアンらしい(?)会話が飛び交ったが、大きな遅れもなく大阪を無事出発。その後、東京メンバー、尼崎、神戸メンバーを乗せて、一路ハチ高原へと向かった。 交通事情もあり、ハチ高原に到着したのが13時。予定より少し遅れて到着したため、各メンバーはあわてて荷物を運び込み、部屋割りを済ましてすぐにスキー場へと向かった。 この日は天候に恵まれ、「このままでは雪がなくなってしまうのではないか」という不安の声も聞かれるほどだったが、翌日、その不安が一蹴されることに。 スキ−・スノ−ボードをおもいっきり楽しみ、数名はウィンナーづくりにもいそしんだ後、夕食の「すき焼き」にお腹を満たした参加者は、メンバーの相互交流をはかるためのゲームに参加。これによって、後のテーマ別分科会にスムーズにはいっていくことができた。
分科会テーマは、「クイズコリオネア〜KEYクイズ王決定戦〜」や「在日“めっちゃ”しゃべり場」といった気軽に参加できるものから、「アジアの中で生きるということ〜東北アジア共同体を夢見て」や「阪神・淡路大震災から9年〜今、被災地で〜」等のようにしっかり学び討論できるもの、また「人権問題について考える」と題した映画鑑賞会まで準備され、参加者は多様な分科会の中から興味関心のあるテーマを選択することができる。テーマについての知識を得ることはもちろん、普段あまり会話をする機会のないメンバーとの議論を深めことができたと好評であった。 分科会終了後はお酒もまじえてさらに交流。夜中の1時すぎには1泊2日メンバーが合流したこともあって、ほんとんどのメンバーが時間を忘れ、寝る時間を惜しんで交流を続けていた。 <2日目> 昨日の夜から大雪となり、翌日の午前中は雪で視界が悪く、滑ることができないほどに。午後から天気は回復。参加者はおもいっきりスキー・スノボーを楽しんでいた。一方、今回のもう1つのメインイベント「城之崎温泉めぐる&グルメツアー」に参加したメンバーは、城之崎温泉に向かうバスの中で、おすすめスポット紹介や外湯券があたるクイズなどを行った後、希望者はカニ半身を含んだミニ懐石料理に舌鼓。そして食べ終わるとすぐに温泉街へと繰り出し、城之崎名物外湯巡りをゆっくり楽しんだようだ。
夜。メインイベントの1つである「フェスティバル」が開催された。オープニングコント後、「イリプンムル」が披露され、そのリズム感とチャンゴの技術の高さに参加者から大きな拍手が沸き起こった。続いて、「KEY東京が参加する“東アジアの平和づくり”ネットワーク〜『PNKJ』と『ともだち展』〜」と題した事業のプレゼンテーションが映像を交えて行われ、マスコミにも大きく取り上げられた同事業の意味を改めて考える時間となった。また、「被爆者の想い、我われの想い」と題した劇を通じて、在韓被爆者問題とは何か、そしてこの問題に関わる大阪メンバーの強い思いが表現されたり、また「兵庫に生きるひとびと〜あの日の記憶とともに」と題した発表が行われ、兵庫県下に住む様々な立場・世代・アイデンティティーを持つ人々のインタビューを通じて、在日コリアンの存在を考えていく契機を提供していた。 そして恒例の「プンムル」。楽しく、そして力強く踊る姿に多くの参加者の感動を得た。最後には参加者全員で踊り、歌い、引き続いて行われた全体交流会は夜中まで続いた。 <3日目> 最終日。この日の分科会も豊富なプログラムが準備されていた。スキー・スノーボードはもちろん、「いま、「ヒロシマ」に思いをはせる」「座談会:「在日」の伝え方」といった学習・討論の分科会や「青年」をテーマにした映画鑑賞会、そして朝風呂温泉まで用意され、参加者は自由に選択し、各々に満足していたようだ。
昼にはもちつき大会が行われ、ぜんざいやきなこもちにして食べた後、すぐに閉幕式が始まった。各分科会に参加した人からの報告の後、参加者の感想や思いなどを表明する時間がもたれた。「楽しかった」だけでなく、様々な人々との交流が「自分自身を見つめる機会となった」り、分科会やフェスティバルを通じて「様々なことを感じ、学ぶ機会となった」ことが縷々語られた。 午後1時すぎ、全員帰りのバスに乗り込む。帰りのバスに乗り込んだメンバーが、福知山、神戸、尼崎と経る中で少しずつバスを降りていく。「またね−」「今度はユースフォーラムで会おう」等を声を掛け合う各参加者は、別れのさみしさがこみ上げてくる中でも、「また来年、お互い成長した姿で会おう。そしてもっといい時間を過ごそう」。そんな思いを強めたに違いない。「学び、感じ、楽しむ」欲張りな全国ツアー。来年も開催する予定だ。 |
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